事例紹介

地域で働く一員として、
自ら学ぶ姿勢を。

別府溝部学園高等学校 看護科さま

課題
看護のスキルだけでない非認知能力を身につけてほしい
実施プログラム

BACKGROUND背景

別府溝部学園高等学校が探究プログラムの実施を検討したきっかけは、新型コロナウィルス流行の影響を受け、病院での看護実習ができなくなったことでした。看護実習はそれまでの授業で学ぶ知識や技術とは違い、自ら患者さんのことを考え、課題を発見する場。普段の授業とは異なる視点を養う機会がなくなってしまったことで、代替手段となる授業のご相談がありました。

PROGRAMプログラム

探究プログラムは、生徒の個性を尊重しながら個々のワクワク・ドキドキを刺激し、生徒の主体性を引き出すプログラムです。各学校様で育成したい生徒像や、付けさせたい資質・能力からプログラムを構成。①自分と向き合う②自分を高める③他者とつながるという非認知能力の育成を担保し、ご要望に合わせた開発と実施支援を行っています。

WORKFLOWフロー

プログラム導入初年度は専門課程2年生を対象に週2時間程度、ワークショップを中心とする授業を行いました。テーマは「地域医療の課題」。初回はつながりのある病院から講師を招き、大分県別府市における医療の現在について教えていただきました。

講義を踏まえ、生徒たちはワークシートやグループでの議論を通じて自分たちなりに地域医療の課題を設定。仮説立てと情報収集に取り組みました。チームで調べ考えた施策は、資料化して発表します。発表して終わりではなく、最後にはプログラムを振り返り、学びや発見など踏まえて改めて自らのキャリアについて考える機会として使ってもらいました。

次年度以降は対象の学年を広げ、高校の看護科1年生からプログラムを受けられるようカリキュラムを調整。今後それぞれのステージで、学びを得られるようにしていきます。

RESULTS効果

看護師は、看護の知識や技術を持っているだけでは足りない。看護師は、地域における医療従事者としての視点を持たなければならない。そんな気付きが、生徒から聞かれるようになりました。

普段の授業では、どうしても実務的なところに意識がいってしまうもの。そこから視点を広げ、地域として何をするべきか、あるいは患者さんはどんなことをしてほしいのか。自分の意識になかった課題に気づき、そこへ取り組むことができたといえます。

担当者コメント

私たちの看護科は、基本的には看護師になることを前提とした教育を行います。ただし、看護の知識や技術だけでは、社会に出て看護師の仕事を行うことはできません。自分の目の前のスキルや、授業で教わったことだけに囚われない視点が必要です。たとえば自分に何ができるか考える能力。周りは気づいていない課題を自ら発見する能力。

課題に取り組み自分を高めて行く能力。非認知能力と呼ばれる能力も学ぶことで、個人として成長していけるのです。看護師として以上に、社会人としての様々な成長につながるよう、今後もプログラムをよりよくしていこうと思います。

別府溝部学園高等学校
看護科主任 髙木史子 様